コタンコロカムイ

夕方になって、元旦の新聞を読み出した。新聞は毎日新聞であるが、その特集に「森を守れ」というものがあった。その1面には森の食物連鎖の頂点に位置するシマフクロウとヒグマの写真があった。
以前ここでもシマフクロウのことを少しとりあげたけど、やはり絶滅の危機にあるようだ。アイヌ語でコタンコロカムイと言うそうで、意味は「村の守り神」ということが記述されていた。

虹別コロカムイの会という組織があって、西別川流域のシマフクロウ(8羽)の保護運動が11年目を迎えるそうである。川の流域の植樹や巣箱かけを行い、やがては森の回廊をつくる計画である。森は人間によって分断され、やせ細り、そこにあるべき食物連鎖を壊してしまった。それを再生しようということである。20世紀は戦争と自然破壊の世紀だった。ならば、21世紀は再生の時代であって欲しい。コタンコロカムイ(村の守り神)は、その生存によって自然破壊のレベルを教えてくれる「命の守り神」のようなことを考えた。

虹別コロカムイの会http://www.hkd.mlit.go.jp/zigyoka/z_nogyo/wagamura/contest/scene/k_22/