EBM?

hatene氏(id:hateneさん)よりヒントをいただいていた。EBMエビデンス・ベースド・メディシン)について調べてみた。
最初にいくつかの僕に関することを書いておく。

素養について
大学を卒業してすでに25年経過した。学部は理系であったが、文系に関することも学ぶことができたが、結局、浅く広いもので、専門的に学んだというものではない。そのころは、分子生物学が脚光をあび、DNAやRNAなどの仕組みが解明されて、遺伝子に関する研究がまさに花開こうとしていた時代であった。一方、生態学は、そ重要性が語られ始めていたが、まだ、生物分野では日陰の学問という感じの時代であった。すでにその頃の知識は風化している。

劣化ウラン(弾)に関することについて
しばらく劣化ウランについて書いてきたので、現時点での僕のこれに対する考えを書いてみる。
劣化ウランの毒性について

・化学的(重金属)毒性を有している。
・体外被曝についてはその可能性はほとんどない
・体内被曝については、アルファー線による被曝の可能性がある。
 <非可溶性劣化ウラン化合物の場合>
 ・経口摂取について、大方排泄されるが、一部は体内に残るという説もあり、はっきりとは断定できない。体内にある内に被曝の可能性があると指摘する向きもある。
 ・吸入摂取について、肺に長くとどまるという説と、気道の繊毛の作用によって早期に食道に排出されるというものがある。その間、被曝の可能性が指摘されている。
 <可溶性劣化ウラン化合物の場合>
・体内に吸収され腎臓や肝臓への影響が指摘されている。

劣化ウラン(弾)に関するWEBサイトについて

容認側、反対側のどちらのサイトにしても、煽りを中心に書かれたサイトについては、「劣化ウラン問題を複雑にさせ、解決を図ろうという方向を見いだしにくくさせている」と考えている。ということで、根拠を示しながら、冷静に劣化ウラン問題を論じるサイトに好感をもっている。

劣化ウラン(弾)問題について

いくつかの基本的な観点を示しながら論じた方がいいと思っている。
原子力発電問題とリンクしない方がいいのではないか
  このことが議論を複雑にさせている場合がある。
  必要に応じて(構造的エネルギー問題と廃棄物などで)関連づける方がいいと思っている。
劣化ウラン劣化ウラン弾を混在させて論じない方がいいのではないか。
  劣化ウランの物質としての問題と武器として劣化ウラン弾の問題は別物だと考えている。
核兵器劣化ウラン弾を混在させて論じない方がいいのではないか。
  核兵器の場合の被爆(その後の放射線被曝)と劣化ウラン弾による被曝はその仕組みや成り立ちが異なり、これを同列であつかうのは科学的ではないと考える。劣化ウラン弾に対する誤解を広めると考える。

そこで、EBMについて書いてみるが、先に書いたように臨床医療を専門的に学んだ経験もないので、この内容について多くの間違いがあるかもしれないことをお断りしておく。ただ、劣化ウラン問題を正しく論じるためには、この部分を押えておく必要性を感じている。