呑みすぎ

昨日、京都大学の岡田知弘氏と話す機会があった。話すというより、5時間呑み続けたと言う感じが正解か。岡田氏は気さくな方で、色々と面白い話をしてくれた。岡田氏は「地域経済論」が専門ということで、「グロバリゼーションと地域」について尋ねてみた。「グロバリゼーション」が地域に深く関連すること−東京に資本が集中し、地方が涸れること、人口がさらに分散集中しすることなど−を聞くことができた。ついでに、関下稔氏をご存じかと問うてみたら、知っているということで、僕は関下氏の「グロバリゼーション」について興味深かったので、なんとなくそれだけで感激。
http://d.hatena.ne.jp/junhigh/20040117

宮台真司氏が指摘してた資本(日本も加担)による地域インフラの破壊。
http://www.miyadai.com/index.php?itemid=67

 分かりやすく言うと、こうなる。貧乏な南側の国がある。豊かになろうとする。そのために「近代化」しようとする。キーワードが出てきました。「近代化」。そのためには外貨を獲得しなければいけない。それゆえに換金作物に作付けを換える。すなわち一次産品を輸出して得た外貨で「近代化」する。抽象的にいうと流動性から収益をあげようとする。
 すると国際市場で買い叩かれて構造的貧困に陥る。それに気付いて後戻りしようにも、土地には農薬がぶち込まれてスカスカ。マングローブは破壊され、森林は砂漠化している。つまり伝統的な自立経済圏を支えるインフラはズタズタ。だから永久に近代的システムに従属しつつ「構造的な貧困」に甘んじるしかない。ここにあるのは、軍事力を背景とした経済的覇権追求というより、「幸せになるために近代化しよう」いう「自発性」です。

このような地域インフラの破壊が、市町村合併によって、さらに加速されて日本ですすむことを感じた。

仕事の関係で、東京大学の先生と話す機会が多かったが、初めて京都の岡田氏と話しをしてみて、岡田氏が特別なのかもしれないが、かなりの気質の違いを感じた。京都の方が、ざっくばらんというか、あけすけというか。
岡田研究室
http://www.econ.kyoto-u.ac.jp/~okada/

2時に帰宅し、8時に起床。今日はひさびさの休日ということで、昼過ぎから競艇でもいってみようと考えている。まだ、酔いが残っているのか支離滅裂。それは毎度か。
http://www.KYOTEI.OR.JP/index2.htm

そういえば、岡田氏から、酒呑童子の話が出て、京都在住のtzetzeさんも日記に酒呑童子のことがあったと京都関連を思いついたので紹介。
http://d.hatena.ne.jp/tzetze/20040310