感想
僕にとっては 「過ぎちゃった」という感覚で、それは、発車する電車を見送る感覚ほどのリアルもなかった。イチオウ、集会と講演会には参加したが。
岡田知弘氏と話して感じたことだが、「地域経済論」という分野は、地域をフィールドワークして、こつこつとデータ収集やヒアリングをして構築される分野で、ジミな学術分野のように感じた。卒論のテーマに「地域と地方競馬」の問題をとりあげた学生がいて、…
昨日、京都大学の岡田知弘氏と話す機会があった。話すというより、5時間呑み続けたと言う感じが正解か。岡田氏は気さくな方で、色々と面白い話をしてくれた。岡田氏は「地域経済論」が専門ということで、「グロバリゼーションと地域」について尋ねてみた。「…
僕らは虚構の上であぐらをかいているのか?いや、その意識すらもないのか?「はてな」で多くの人びとが論じることはリアルであるけど、それは虚構に通じるような感覚もある。『僕』がラジオを通しての『妹』との会話と「はてな」の発信にはどれほどの差があ…
佐藤友哉は『僕』に、この小説の最後に宣言させている。 「復讐」 僕は呟いた。そうだ・・・・復讐、復讐してやるんだ。失った時間を取り戻し、失った金をチャラにするくらい稼いでやる。連中の全てを裏返し、全てを認めさせてやる。そして、ざまあみろと叫…
宮台真司氏が「おかしさに色彩られた悲しくも崇高なバラード(前編)」で、「内在でなくて超越」ということについて述べている。 http://www.miyadai.com/index.php?itemid=83 「内在」とは「世界」の内にある諸事情に自足する志向。「超越」とは「世界」の…
殻に閉じこもることは、復讐のエネルギーを溜めることだろうか。佐藤友哉氏の「『世界』の終り」を読んで考えた。鉄道という境界によって囲まれた世界は、『僕』にとって安心な世界であった。安心は退屈に通じ、それは怠惰な自分を映す鏡である。そこには『…
近親相姦が暗闇であるのか、それとも、書いてしまえば暗闇だと思ったことが「たいしたことないのか」、鉄道線路で閉鎖された空間で『僕』は世界を構築し、ツルハシとバールで虚しくも破壊工作に走る。「東京へ行く」ということが、脱『世界』であるというこ…
サッカーのオリンピック予選を見たのだけど、今回のチームはジミで、どうしようもないほど試合が面白くなかったけど、最近の試合はけっこういい感じです。代表の試合より、見る分には愉しめる。 田中、森崎がいい。今日の松井は、悪い部分が出ていた。
手元に04年2月28日付の朝日新聞の社説がある。この日の朝日の社説は、松本智津夫の死刑判決に対するものだと考えていた。確かにその日の社説は「何がオウムを生んだのか−教組に死刑判決−」というものだった。しかし、内容はオウムの誕生を解き明かすでもなく…