NEET関連

NEETの問題は、深刻であるが、どれだけ議論されているのだろうか。

ニートNEET:若年層無業者)は「Not in Employment, Education or Training」の頭文字を取ったものである。
厚労省の定義では、「15−34歳の若年層のうち、学校を卒業したあと家事も通学もせず、職業訓練もしておらず、働く意志もなく結婚もしていない者を指します」ということである。
厚生労働省の2004年版「労働経済白書」において初めてニートの集計を行い、2002年に48万人、2003年に52万人という数字を公表している。現実的には、その倍はいるという見方もあり、100万人とすると、かなりの数にとなる。
短期のアルバイトなどを繰り返すフリーターも2003年の統計では8万人増の217万人(厚生労働省定義)となっている。しかし、内閣府定義の調査では417万人である。
この対策について調べてみるも、現在、政府としては「若者自立・挑戦戦略会議」などで、議論され、内閣府厚生労働省文部科学省経済産業省が「若者自立・挑戦プラン」を共同で実施している。
雑誌広告(政府がイメージするフリーター・ニートの若者だろうか?)
女性向け「JJ」「With」
http://www.gov-online.go.jp/publicity/magazine/np03/np03_103.html
男性向け「ヤングマガジン」「週刊ヤングジャンプ」(南京事件で話題だが)
http://www.gov-online.go.jp/publicity/magazine/np03/np03_104.html
しかし、ニートに踏み込んだ施策は僕が見るところ皆無の状態ではなかろうか。
ニートはてな
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%CB%A1%BC%A5%C8

付記すれば、防衛庁あたりは、ニートがボランティア(志願兵)としてつかえるか、つかえないかを考えているのかもしれない。

興味ある日記を発見。
郊外から
http://d.hatena.ne.jp/tongtong/20041012

しかし、彼らは財政出動自体を否定しているわけではなくどうやら、政策プランに不満をもっているようで、評論家の三宅久之氏は「国際緊急援助隊に強制入隊させよ」、前衆議院議員江本孟紀氏は「自衛隊に入れよ」と、ODA予算や防衛費などを組み合わせて政府として効率的、本格的にフリーター・無業者問題に取り組むよう主張した・・・らしい。

Freezing Point 「議論が必要だ・・・」
http://d.hatena.ne.jp/ueyamakzk/20041010
けっこう、現実味のあることかもしれない。


五条通信(仮設)ニートは強制入隊へ。(毎日新聞関連記事紹介)
http://d.hatena.ne.jp/hikilink/20041011
hotsumaのURLメモ。 「ニート産経新聞。」(関連リンク多数)
http://d.hatena.ne.jp/hotsuma/20040517

行政関係の対策など

政府公報
雇用対策(若者自立・挑戦プラン・ジョブカフェ)各種リンクあり
http://www.gov-online.go.jp/week/theme/wakamono_koyo_taisaku.html
文部科学省
「若者自立・挑戦プラン」(キャリア教育総合計画)の推進
http://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/wakamono/index.htm

厚生労働省
閣議後記者会見概要
(H16.09.10(金)11:08〜11:21 省内会見場)【広報室】

(記者)

 若者自立・挑戦戦略会議で大臣からどのような発言をされたのでしょうか。
(大臣)

 私の方からは、現在24歳以下の失業率が9.4%、下がっておりますが依然として他の年齢と比較いたしまして高いという状況が続いております。若者の場合には、いわゆるいろいろの仕事に就きたいという強い意欲を持って、取り組みをしておみえになるんだけれども、なかなか自分の思った職業に恵まれないと申しますか、その職業が見つからないといった方がいます。この方に対してまずその人のお持ちになっている能力やら、そうしたものを引き出すためにどういう訓練を受けていただいたらいいかといったようなことをご相談を申し上げて、より極め細かくこの人達に相談にのっていくようにしたい。それからもう一つ、この働かない人の中には仕事もしたくないし、勉強もしたくないし、訓練も受けたくない、いわゆるニートといわれる人達がいる。「Not in Employment,Education or Training」、NEETというのがある。その皆さんに対していったいどうするか。どういうきっかけ、何かいっぺんやってみようという気持ちをどういうふうに与えるか。厚生労働省の統計上だけでも50万人くらいおみえになるということでありまして、恐らく私はその倍くらいはおみえになるのではないかというふうに思っております。これはなかなか難儀な話ですけれども、しかし放ってはおけない。この人たちに対してどうするかということをやはりしっかりと我々も取り組んでいかなければいけないというふうに思っている。知恵を絞りたい、ということを少しお話を申し上げたわけであります。合宿形式なんかで一緒にやりましょうというようなことも一つやってみてはどうか。ただしあまりスケジュールをきちんと決めて、カリキュラムを決めて、こういう時間割でやりますといったら出てきませんから、そうではなくて好きなことをお互いにやりましょうみたいな話で、何かそこできっかけを作ってもらうようなことが出来ないか。ボランティア活動もいいのではないか、ものづくりに挑戦、ものづくりをやっていただくこともよろしいのではないか。何かそうしたやろうというきっかけを作るということを、どう与えるかということが大事ではないかというふうに思っている次第でございます。それからジョブカフェはおかげさまで非常に各地域とも好評でございまして、各大臣からも大変このジョブカフェは評判がいい、たくさんの人が来てくれるというようなことで、もう少しジョブカフェを地方の都市にも増やしてはどうかといったようなご意見も出たところであります。厚生労働省としましては、やる気のある人に対しましては今年からやっておりますいわゆるデュアルシステムと、もう一つはトライアル雇用、あるいはインターンシップと申しますか、仕事を一遍やって、その中できっかけを作ってもらう。インターンシップの方は非常にそれで雇う側も受ける人も両方ともそれで良し、これでいいというふうに思われる人がかなり率が高いということが判っておりますので、少し熱心に取り組みたいというふうに思っている、というようなことを発言したところでございます。

資料

図録▽フリーター数(及びニート数)の推移
http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/3450.html

内閣府定義の2001年フリーター数では、若年人口(15〜34歳)の9人に1人(12.2%)、学生・主婦を除いた若年人口の5人に1人(21.2%)がフリーターとなっている。年齢別に見ると、1992年には20代前半で最も多かったフリーターが、2001年には20代後半にピークがシフトし、30代でもフリーターが急増するなど、フリーター生活の長期化が懸念される。
 なお、フリーター的存在の問題点としては、以下のような点があげられることが多い。
1)自由を選択していても自由のマイナスの対価が大きいことに気づかず、本人が不利益をこうむったり、不安を感じたりすることが多くなる。

2)若年の職業能力が高まらないため、日本産業の競争力や経済全体の成長の制約となるおそれがある。
3)犯罪の増加など社会不安に結びつく可能性がある。
4)未婚化、晩婚化、少子化などを一層促進し、年金など社会保障制度にも影響が生じる可能性がある。

ホームレス問題対策・自立支援・引きこもり・ニート・フリーターなどがすぐわかる
http://blog.livedoor.jp/kenjiro45/
働く意思も学ぶ意思もない若者が52万人
http://www.rite-i.or.jp/kenkyuin/hitokuchi/repo040919.html

ニートと呼ばれる彼らは、高校や大学を卒業したあと大学・大学院に進学せず、企業にも勤めず、アルバイトやパートなどにも就いていません。とにかく仕事をする気はなく、結婚もせず、女性なら食事を作るような家事もしていない状態が加わります。フリーターよりも深刻な問題といわれる所以です。

ニート急増
http://plaza.rakuten.co.jp/gnetoffice/diary/200410020000

2.ニートの分類
 ニートは英国ブレア政権が使い始めた。義務教育終了後、進学も就職もせず、職業訓練を受けていない若者を指した言葉だった。英国では16〜18歳のニート率が1割に迫る。その事例を研究した独立法人労働政策研究・研修機構副統括研究員の小杉礼子さんは、日本版ニートを次の4タイプに分類している。
1)ヤンキー(非行)型
 反社会的で享楽的。「今が楽しければいい」というタイプ
 中卒、高校中退が多い。親も豊かとは言えない。
2)ひきこもり型
 社会との関係を築けず、こもってしまうタイプ
 不登校やひきこもりを体験。人間関係を結ぶのが苦手。
3)立ちすくみ(自己実現追求)型
 就職を前に考え込んでしまい、行き詰ってしまうタイプ
 大卒に多い。就職活動で自分らしい仕事を考えすぎて立ちすくむ。
4)つまずき(自信喪失)型
 いったんは就職したものの早々に辞め、自信を喪失したタイプ
 その後の職探しを躊躇する。

若者自立・挑戦戦略会議について(PDF)
http://www.meti.go.jp/kohosys/press/0004140/
NEETニート】(Not in Employment, Education or Training)
http://www.sodateage.net/mainpage/NEET/Top.htm

ニート関連の意見・感想など

働かない若者「ニートNEET)」
http://netafull.net/archives/003654.html

職業人育成システムの再構築って、いったい何をするんでしょう。親に“パラサイト(寄生)”して生活しているケースが多いということですが、NEETしている人たちの親もいつかはいなくなる訳で、そうした不安にさいなまされないがら生活している人も多いかもしれませんね。

ニート, NEET
http://blog.bayashi.net/archives/000042.html

そう聞いて、大人の一部は「若者が将来を見据えられる世の中を」などとふざけたことをぬかしておる。
トライアンドエラーをもっと教えるべきだと思うけどなあ。

ニート」って何だろう(ニート関連書籍紹介)
http://www.yaesu-book.co.jp/bookfair/neet/neet.html
NEET【特別対談】小杉礼子氏・工藤定次
http://www.sodateage.net/mainpage/NEET/session.htm

僕はNEET支援に協力したいという気持ちがあるんです。ただ就労支援の他に、「参加」を前提とした総合的な支援体制を作らなければならないと思っています。自立が目的なのはもちろんですが、まずは若者が孤立化しないよう、彼らが何かに「参加」できる施策があり、そこから就労へ導く形にしなければ難しいのではないかと。これまではありませんでしたから。ですから、NEETという茫洋とした言葉を逆に利用して、より広範囲な支援施策を提言できるのであれば、この問題に積極的に協力したいと思っています。

neetの日記
http://d.hatena.ne.jp/neet/

最近、何故か読み返す気になりまして、寝る前にちょっとずつ読んでみたりしています。何度読んでみても、この本には賛否両論あるのですが、"ひきこもらないと得られないもの"ってゆーのはあると思います。

NEET対策に合宿って(苦笑)
http://shine.blogzine.jp/wander_roadster/2004/09/neet.html

NEETってのはそもそも労働意欲が欠落しちゃってるんだってば。自分の身内にもいるけど、大半は「新卒で就職できず、バイト生活開始→第2新卒もきつい→バイト生活続行→職歴無いため中途不採用(経歴を馬鹿にされる人も多い)→バイト続行→身内や社会からもお荷物呼ばわり→やってらんねーよボケ→世の中に失望しNEET化」っていうのが多いと思うんだけどなあ。

理想の大人像がNEETを萎えさせる
http://www.doblog.com/weblog/myblog/4400/470783

大人が子離れできていないこと(=子供が成人しても観念的親子関係から抜けられない)がNEET急増の要因の一つにあるように思えてならない。

NEETが生まれた背景には・・・

「社会的に望ましくない事態が生じたとき、攻めるべきは個人ではない。攻めるべきは変化を生み出してきた、社会もしくは経済のシステムそのもの。私はそれを経済学から学んだ」

http://www.future-planning.net/blog/amigo/archives/000289.html
何故無職でいられる?と思っていたら、こんな記事。
http://plaza.rakuten.co.jp/kunuginoshippo/diary/200409120000/

過激な意見であるが、私も常々思っていた。
無目標で、自意識過剰。ゆがんだプライドの高さとイメージ力の欠如。コミュニケーション能力の未習熟による社会不適合。
つまりやはり自分自身が問題なのだが、これに安易さ、手軽さへの欲が、凶悪犯罪に走らせるのだと思う。

“52万人”のNEET
http://blog.drecom.jp/tsubuyaki/archive/9

実は、これに近い質問を私は半年に一度の面接でしてます。
「負けない」という表現ではなく、
「何か夢中になったことはありますか?」という言い方です。
「仕事だけじゃなくって、遊びでも趣味でも…」 と付け加えるのですが。

ニート(NEET)働かない若者
http://www.bestshop.co.jp/te5/neet.htm

ここでニート(NEET)になっている若者を批判することは簡単ですが、実際には日本の経済状況や、雇用形態を含めた社会情勢の方が問題として大きいと思います。
現在の日本で雇用に余力が有る企業は非常に少なく、アルバイトやパートで間に合う仕事は、正社員からどんどん、パート社員やアルバイトに切り替えていて、某大手スーパーマーケットでは、パート社員の店長まで登場しているようです。

仕事に救済を求められないニート (NEET) たち
http://www.idealbreak.jp/nikkei/2004/07/_neet_.html

どうも仕事というものには、自分が感じているよりもはるかに大きな力、あえて言えば人を救済してくれる力があるようだ。どんなに苦しくても四の五の言わずに続けるしかないのだなと、腹をくくったのだった。

NEETと働く理由
http://usada.exblog.jp/369261/

理想としては、「自己実現」のために働きたいと思っているけど、実際は「家族を養っていくため」の理由が大きく、自己実現ややりがいのために働くことができている割合は相対的に低い結果になっているウサね。

NEETを保護せよ!ーー人の住む場所を守るためにー
http://blog.goo.ne.jp/egrettasacra/e/1a347bdea98a063c61ba9e2802be1bd8

NEETは棲んでいる。今まさに破壊されんとする市場化されていない領域に住んでいる。雇用、教育、および訓練。それらのない地帯に住んでいる。人は一生を雇用や教育や訓練のために生きるのではない。時にそれらから離れることも必要だ。とりわけ破壊的なタイプの雇用や教育や訓練を受けた後にはかなり長い間、体と心をそれらから離して自律性を取り戻させてやらなければならない。いつも監視され処罰され自分で自分を道徳的に断罪してばかりではうつから自殺に至るばかりだ。

フリーター ニート
http://e05e94716825c2227879164725d5604d.blogtribe.org/entry-48b997258abf3d97011102808a802a58.html