2004-02-01から1ヶ月間の記事一覧

亜細亜主義

宮台真司氏のWEBサイトを見ていると、「亜細亜主義の可能性 〜国家を操縦する導きの糸〜」という論説を見つけた。 http://www.miyadai.com/ http://www.miyadai.com/index.php?itemid=45 冒頭はかなり挑発的だが次のように始まる。 ■世の中にはベネディクト…

その1 思想が民衆を突き動かす時代は終わったのか。 動物的競争とそれを合理化する法によって民衆は管理的されるのか。 宮台の表記した「民衆ロマン主義」に惹かれるとしたら、それは欠落した民衆のエネルギーと時代への冷めた眼差しか。その2 WEBサイト閉…

「亜細亜主義」と「魂」

27日付けの毎日新聞に「改憲論議の実際と背景」と題して斎藤環氏が論説していた。ここで4冊の雑誌をとりあげていた。外交フォーラム「なぜ自衛隊をイラクに派遣するのか」神谷万丈、世界3月号「同時代史考−政治思想からの問い」加藤節、ジュリスト1・1-15日…

flores garden

closed circuit 2004,02,26 http://flores.jugem.cc/ 「意識の記号化」についての論及

北一輝

サイト巡りをしていたら、tzetzeさんの日記に「日本改造法案大綱」の記述あり。 http://d.hatena.ne.jp/tzetze/20040227 松岡正剛氏の「千夜千冊」であるが、2月26日に合わせてアップしてある。時々、「千夜千冊」は覗いていたものの知らなかった。というこ…

ベトナム戦争の記録

この本において「ベトナム戦争における重要戦闘解説」(p.242-p.249)という章がある。 この部分の書いた西沢優氏は次のような言葉でこのテキストを始めている。 ベトナム戦争は、世界の戦史のなかで、特有の光彩を放っているベトナム戦争は、ベトナム人民が…

手がかり

村上春樹氏による映画「A2」の批評がある。 http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2002/aum/a2-1.html 彼は地下鉄サリン事件の被害者−事件当日満員の朝の地下鉄に乗って仕事場に向かっていた「普通の人々」−にインタビューし、その後、信者(元信者)にも同様…

ベトナム戦争の記録

この本を手に入れた。パラパラと見ているが、面白そうだ。1988年12月12日ベトナム戦争の記録編集委員会発行。大月書店。そのうち、感想でも。

蜥蜴の尻尾

例の人事問題だが、解任の説明に来るべき人物が来ないという連絡。まいったので、こちらから行くことになった。 結局、組織は組織防衛だろう。なにやかんだと、個人の問題を露呈させたが、組織の責任問題はない。 蜥蜴の尻尾切り。 その誹りはどうするんだろ…

半年以上、ボウズから延ばし放題の髪を刈ってボウズにした。

アンダーグラウンド

尾形直之さんのインタビューに次のような一文があった。 p.549-550 上野駅で人がけっこう降りて、やっと一息つけました。なんとか吊革が持てたというくらいです。電車に乗っているあいだに何かするか?何もしません。ただ「ああ、座りてえな」と思っているだ…

あれから9年

多分に1年で一番忙しい時期で、ここ4日間ほど、寝る以外は仕事に追われていた。ということで、ここの更新もできない日々であった。そのような時期に、ある組織の事務上のトップの解任さわぎがあった。解任の理由についての説明が明日あるが、それはすぐに…

国家 『帝国』

永久平和というのはユートピアなのかと思ったりした。かつて日本は、鎖国をひき、外国への侵略にも加担せずにある意味では永久平和的国家体制であったかもしれない。しかし、引き換えに、徳川家を中心とする国家的監視システムと身分制度を構築した。それは…

EBMと劣化ウラン問題 その2

自治医科大学の岡山雅信氏が「EBMと古いジャガイモ」ということで、EBMについて説明している。 http://www.nakayamashoten.co.jp/ebm/forum/0106_01.htm ここで、岡山氏は「EBMは,患者の好み(Patient Preference),研究結果(Research Evidence),臨床判…

EBMと劣化ウラン 

1、「EBM」、「evidence-based medicine」という用語EBM(エビデンス・ベースド・メディシン)について調べてみた。EBMは(Evidence-Based Medicine)ということで、直訳すると「根拠に基づく医療」であろうか。 「EBMジャーナル」のWEBサイトを覗いてみた。…

EBM?

hatene氏(id:hateneさん)よりヒントをいただいていた。EBM(エビデンス・ベースド・メディシン)について調べてみた。 最初にいくつかの僕に関することを書いておく。素養について 大学を卒業してすでに25年経過した。学部は理系であったが、文系に関するこ…

劣化ウラン弾

藤田祐幸氏の「参考人意見陳述書」について、「劣化ウラン研究会」のWEBサイトにとりあげらられているものは、2003年7月1日の国会での意見陳述とは異なることを書いたが、今回はさらに詳しく検証してみる。「劣化ウラン研究会」のWEBサイトの「参考人意見陳…

2004-02-09の日記

ここで、藤田氏の発言特別委員会での3つ目の発言を落としていました。迷惑をかけた関係各位への深くおわびします。 なお、愛・蔵太氏(id:lovelovedogさん)にはまちがった概念を与えたようですか申し訳ありません。なお、藤田祐幸氏の参考人証言の3つ目の部分…

劣化ウラン弾

昨日、2003年7月1日の「イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会」における藤田祐幸氏の参考人陳述を調べてみたら、ネット上にアップされているもの http://www.jca.apc.org/DUCJ/siryo/sanko-fujita0307…

葬儀

職場の事務員が亡くなった。くも膜下出欠で倒れた日が先週の土曜日であった。倒れて3時間後には脳死状態に陥った。今日が通夜であった。明日が葬儀である。

スリーマイル島原発事故は何を語るのか

中尾ハジメ氏のWEBサイトにある「科学にあざむかれた住民たち」を読むと、アメリカの政府機関がいかに原発事故(スリーマイル島)を小さく見せようとしていたのかがよくわかる。それ以上に、原発事故を体験する住民と科学者の認識の差が明らかになっている。…

ジャーナリズムと劣化ウラン

昨日、森住卓氏のWEBサイトの一部についての批判を書いたが、ベッドで横になって、考えている内に僕の表現のマチガイとか、ジャーナリズムとは何かなどと考えているうちに迷路に迷い込んだような気分になった。昨日の森住氏の「BS23出演辞退」の言葉に表さ…

劣化ウラン弾

森住卓氏のWEBサイトを見て思うことを書いてみよう。 http://www.morizumi-pj.com/ 昨年、彼の講演は聴く機会があった。聴くといっても多くは彼がイラクで撮影した写真と彼の解説であった。なぜだか、全面的にのみこめない違和感は、その後も続いていた。今…

劣化ウラン弾の「矛盾」

数日前から気になりながら、忙しさにかまけて書けなかったことを書いてみる。[劣化ウラン研究会]に山崎八九生氏が寄稿した「劣化ウラン弾概説」というものがある。 http://www.jca.apc.org/DUCJ/siryo/yakuo.html 戦車の装甲を貫通させる砲弾には、剛性と…

ノスタルジア  タルコフスキー

ドメニコの詩 語りかけるのは誰か 私の頭脳と肉体は 同時には生きられない だから一個の人格にはなりえない 私は同時に無限のものを 感じることができる我々の時代の不幸は 偉大な人間になれないことだ 我々の心は 影におおわれている 無意味と思えることに…

殺す権利と「ドメニコの詩」ロウソクの炎

最近、フーコー関連の文章を読んでいる。 「君主は,殺す権利を作用させることによってしか,あるいはそれを抑制することによってしか生に対する権利を行使しないのである。君主は彼が要求しうる死によってしか生に対する権力を示せないのである。『生と死の…

死亡したらお知らせします。

僕の勤務先は本部の支所のようなとこりで、ここには事務員二人と僕の3人がいる。勤務は一定のすることと、不定のしていいことがある。時間の割り振りがきく部分もあるが、仕事は結構ハードである。事務員は土曜日の12時少し前に倒れた。母と彼女の二人暮らし…

さいごの会話

金曜日F市で開催されたadobeのCreative Suiteのセミナー後にのジュンクドウで渋谷望氏の著作「魂の労働」を買った。ちょうどその時、職場の事務員からケイタイに電話があった。簡単な事務連絡であった。 本屋の近くの居酒屋のカウンターの隅で、焼き鳥を注文…